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コインランドリー経営を始める前に知っておきたいこと
コインランドリー経営を始めるにあたって、知っておきたい基礎知識があります。今回は、そんな基礎知識である初期費用や月々必要になるランニングコスト、機器のメンテナンス、集客方法、顧客の獲得などご紹介します。
コインランドリー経営の基礎知識
・初期費用について
個人経営かフランチャイズ経営かによって多少の違いはありますが、コインランドリー経営を始めるには少なくとも1,500万円程度の初期投資が必要となります。洗濯用機器の設置やその機器を搬入するための費用、さらには取り付けの費用、両替機、店舗を監視するシステムの整備などにコストがかかります。
なお、コインランドリー経営は利回りが高いため、標準的には2~5年で初期費用の回収が可能だと考えられています。
・ランニングコストについて
ランニングコストとは、月々の運営に必要となる費用を指します。水道光熱費や消耗品費、メンテナンス費がこれにあたります。コインランドリー経営は、他の業種と比較してランニングコストが安価な点が特徴です。利用者がお金を入れることで稼働するコインランドリーは、利用されていない間は水道代がかからず、電気代も待機電力のみで運営することができます。
・機器のメンテナンスについて
開業後は、定期的なメンテナンスが必要です。特に乾燥機の内側にたまるホコリやゴミは故障の原因になります。突然の故障で利用者に迷惑をかけてしまったり、売上を落とさないためにも定期的なメンテナンスが不可欠です。フランチャイズに加盟していれば修理保障がついていたり、修理に対する迅速な対応が可能です。
・集客方法について
コインランドリー経営で安定した利益を得るためのカギとなるのが、顧客の獲得です。顧客を獲得するには、まず店舗の存在を知ってもらう必要があります。そのためにオーナーができることは、看板の作成やチラシの配布などです。
看板は、古風なイメージを持つ“のぼり”や、おしゃれな“ウェルカムボード”など、ターゲットにとする層に合わせて選び、目につきやすいものが望ましいといえます。チラシの配布は、開業前だけでなく定期的に行うことで大きな効果を発揮します。
他にも、集客のための工夫として利用者が待ち時間に読める雑誌を置いておく、コインランドリーを安心して利用できるように防犯カメラを設置するなどがあります。
上記の基礎知識を抑えておくことで、コインランドリーの経営方法が大まかに見えてきます。コインランドリー経営は、これまでに投資経験や店舗の運営経験がない方でも比較的容易に始めることができます。フランチャイズであれば不明な点は本部のスタッフに確認することもできるので、経営前、経営中を問わず可能な限り相談するとよいでしょう。