コインランドリー経営のリスク【コインランドリー経営】

コインランドリーは無人経営だからいいよねって。

人件費が掛からないからいいよねって。

採用や社員教育がないからいいよねって。

売上集計が簡単だからいいよねって。

それでいて24時間営業できていいよねって。

が、しかし。

そこが案外問題だったりするわけです。

無人。

お店で何されても文句の付けようがない。

お店に行ってみて、残骸を見て

あー、ここで酒盛りやりやがったな？

タバコ吸ったな？

マック食べたな？

コンビニ弁当食べたな？

良くあります。

素人さんが良く言うこと。

監視カメラ付ければいいじゃん。

付いてますって。

付いてたってお構いナシですよ、んなもん。

でもでも、

そんなレベルならまだいいです。

両替機荒らしにあったりします。

要は両替機を壊されて中にある現金が盗まれてしまうことです。

で、監視カメラ付けたらいいじゃんって。

付いてますって。

セコムやアルソック入れれば。

入れてもやられますって。

15分以内に駆けつけますって言うのが機械警備。

だけど、

事件は15分以内に片つけていきます。

泥棒さんたちの基本は15分だそうです。

作業していて15分以上掛かりそうになると

まだ現金をゲットして無くても

そのまま投げ出して退散します。

そして、

機械警備は15000円/月。

高いです。

年18万円です。

にもかかわらず抑止力になってません。

なので、

保険に入ってもらっています。

要は店舗総合保険です。

火災保険の特約で機材と建物と什器備品が壊された場合の保障と現金10～20万円の補償が付いてる保険です。

年払いで5万円位です。

自分の持ち物件だったらシャッカニン賠償がないんで

2万くらいです。

これでおおよそ事足ります。

やられないように努力するよりも、

やられても直ぐに復旧することを先ずは考えております。

監視カメラはね。

覆面かぶって入店されたら意味ナシです。

店外の監視カメラ。

車にコピー用紙貼られたらわからないって

なので、監視カメラプラス、

保険で対応するってのが当社の場合は一般的。

どんな手口が多いのでしょうか？

基本的なのは、

1番目

両替機の扉にバールをねじ込んでガバーと開ける。※どんな怪力だよって。

2番目。

ホルソーで、扉に丸い穴を開ける。※中の構造を知ってる人ですね。

3番目。

両替機にチェーンをかけて、車に繋いで引っ張る。※荒業ですね。店内めちゃくちゃになります。

1と2は両替機メーカーが対応してるので最近はありませんね。

ちなみに

鍵穴をドリルで揉むってのは古いです。

最近の鍵穴部は超合金なんでドリルの歯が立ちません。

ほこたてにでてきたような素材です。

しかし、

3番目。

扉があかないように、

扉に調合金のチェーンロックをつけていたりしているのですが

それにチェーンをかけてくるまで引っ張るのが最近の主流です。

じゃあ、

ひっぱってもアンカーが折れないように

両替機を構造壁や柱に固定したらどうだろうかって話もあります。

あまり賛成できません。

なぜなら、

躯体をいじめてしまって、

直すコストったらハンパないです。

建築物の柱をゆがめてしまったりしたら

数百万のコストでしょうね。

そして

もう、狙われたら、まあ、何かしらやられます。

躯体に固定しても、

現金は取られないまでも

両替機は使い物になりません。

結局、

保険のお世話になるのです。

そして、

全損扱いにならないこともあります。

そうなると、修理するわけです。

修理パーツはなかなか届きません。

新品の製品はすぐに届きますが。

そして修理しても

機器の傷跡などは残ります。

全損扱いになって

もってってもらったほうが良いのではって。

思うくらいです。

ちょっと長くなりました。

続きは次回に。

次回は両替機盗難事故にあったら

どうしたらいいのか？

をお話します。

ありがとうございます。

ではでは、

さあさあ、今日も1日、張り切って、ガンガン生きましょう！